特殊清掃での悪徳業者の見分け方!注意すべき危険なポイントを解説
孤独死や事故死があった部屋は、死臭が染み付いているため、専門業者に特殊清掃を依頼するのが一般的です。しかし、業者の数は多く、中には不当な請求をする悪徳業者も存在するので、信頼できる会社を見極める必要があります。この記事では、特殊清掃を依頼する際の悪徳業者の見分け方をご紹介します。
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特殊清掃は信頼できる業者の見極めが大切
特殊清掃を請け負う会社はたくさんあるので、信頼できる業者の見極めが大切です。きちんと作業してくれない業者では、清掃が不十分だったり完全脱臭にならなかったりします。また、中には作業後に不当な高額請求を行う悪徳業者もいるため、特殊清掃を依頼する際は様々な観点から会社を見極めましょう。
悪徳業者の見分け方
悪徳業者の見分け方を、以下の6つより解説します。
- 料金の明細がわかりにくい
- 訪問見積もりを行なっていない
- 契約書がない
- 実績を公開していない
- 資格の有無がわからない
- 相場よりも料金がはるかに安い
料金の明細がわかりにくい
業者に見積もりを依頼すると、料金の内訳を記載した「見積書」をもらうのが一般的です。見積書では項目ごとに料金が記載されているので、何にいくらかかるのか、明細がわかりやすくなっています。
しかし、中には「清掃作業一式」など、業務内容を分けずにまとめて見積もりを行う業者もあります。この場合、何にいくら費用がかかるのかわかりにくく、知らないうちに手数料や追加料金を取られている可能性もあるので注意しましょう。
訪問見積もりを行なっていない
特殊清掃では、訪問見積もりを行うのが一般的です。作業員が現場に来てくれるので、汚れ具合や荷物の量などを正確に把握して、料金を正しく計算してくれます。しかし、中には訪問見積もりを実施せずに費用を計算し、作業当日に追加料金を加算する悪徳業者もいます。そのため、訪問見積もりに対応していない業者は注意しましょう。
契約書がない
清掃業者に依頼する時は、通常は契約書の締結を行います。契約書があると、記載されている作業内容は保証されるため、万が一消臭が不十分な場合は、業務の不備として追加清掃を無償で依頼できます。
しかし契約書がない場合は、たとえ作業が不十分だったとしても、料金の支払いをしなくてはいけません。清掃後に臭いが取れず他の業者に依頼するケースもあるので、しっかり作業してもらうためにも契約書の締結は必ず行いましょう。
実績を公開していない
特殊清掃の業者は、ホームページやSNSなどで実績を公開しています。きちんとした実績のある業者なら、経験豊富な作業員が清掃を行い、死臭や腐敗臭などを完全に脱臭してくれます。しかし実績を公開していない場合は、業務に慣れていなかったり、作業をしっかり行わない悪徳業者だったりする恐れがあるので注意しましょう。
資格の有無がわからない
特殊清掃の作業を行うには「解体工事業登録」や「一般廃棄物収集運搬業許可」などの資格が必要です。「解体工事業登録」とは消臭作業を行うためのもので、「一般廃棄物収集運搬業許可」とは不用品を回収するためのものです。
通常は公式ホームページなどで資格の有無を公開しますが、悪徳業者の中にはサイトを確認しても資格の有無がわかりにくく、問い合わせをしないと教えてくれない場合もあります。公開していないのは怪しい業者の可能性が高いので注意しましょう。
相場よりも料金がはるかに安い
特殊清掃は、部屋の広さでおおよその料金相場が決まっています。訪問見積もりを依頼すると、部屋の汚れ具合や荷物の量などで多少金額が前後することもありますが、一般的には相場から大きく変わることはありません。
しかし、業者の中には見積もりの料金が相場よりもはるかに安いことがあります。単にキャンペーン等で安くしている可能性もありますが、作業が不十分な場合や当日に追加料金を加算する悪徳業者の可能性もあるので、料金が安すぎる場合は注意しましょう。
特殊清掃は悪徳業者に気をつけましょう
特殊清掃が必要な現場では、死臭が部屋に染み付いているため、信頼できる業者に依頼して清掃してもらうことが大切です。しかし、特殊清掃業者はたくさんあり、中には手抜き作業を行う場合や高額な請求をする悪徳業者もいます。そのため、料金の明細がわかりにくい、訪問見積もりを行なっていないなど、通常の業者と違う点がある時は注意しましょう。