特殊清掃を依頼するメリット!業者が必要な理由とデメリットも解説
孤独死などで人が亡くなった現場は、専門の業者に特殊清掃を依頼するのが一般的です。しかし、特殊清掃とは具体的に何を行うのか、なぜ業者への依頼が必要かなどわからないことも多いでしょう。そこでこの記事では、特殊清掃の概要を解説し、業者に依頼するメリット・デメリットもご紹介します。
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特殊清掃とは?
特殊清掃とは、孤独死や自殺、事件により人が亡くなった部屋の清掃を行うことです。人が亡くなると、死臭や腐敗臭が発生して部屋に染みつくので、臭いの元となる汚染物の洗浄や脱臭作業が必要になります。
また、人が亡くなってから数日経過していると、死臭に寄ってきたハエやウジムシが繁殖していることもあるため、害虫駆除も合わせて行います。通常の清掃とは異なる部分が多く、素人が作業するのは難しいので専門の業者に依頼するのが一般的です。
特殊清掃を依頼するメリット
特殊清掃を業者に依頼するメリットを、3つご紹介します。
- 消臭がしっかりできる
- 手間がかからない
- 短時間で清掃できる
消臭がしっかりできる
人が亡くなると、肉体が腐敗して死臭が発生します。死臭は強烈な臭いのため、部屋に染み付いてしまうことも多く、適切に清掃を行わなくてはいけません。業者に特殊清掃を依頼すると、専用の薬剤を使用して臭いの元となる汚れを洗浄してくれるので、しっかり消臭できます。また、死臭が落ちにくい場合でも、オゾン脱臭機という機械を使用して臭いを分解・除去するため、完全脱臭が可能です。
手間がかからない
業者に依頼をすると清掃作業を全て任せられるので、手間がかかりません。部屋の洗浄や消臭、家財の撤去、害虫駆除などの労力や時間のかかる業務も行ってくれるため、依頼するだけで家を復元できます。また、汚れが落ちない場合はリフォームなどの対応もしてくれるので、手間をかけることなく部屋を綺麗な状態にできます。
短時間で清掃できる
特殊清掃を依頼すると、汚れ具合や家財の量に応じて作業員を手配してくれるため、短時間で清掃が終わります。部屋数が多い場合もおおよそ1日程度で清掃してもらえるので、賃貸で部屋の明け渡しが必要などの急ぎの場合も、短い期間でしっかり部屋を復元できます。
特殊清掃を依頼するデメリット
特殊清掃を業者に依頼するデメリットを、2つご紹介します。
- 費用がかかる
- 業者選びが難しい
費用がかかる
特殊清掃を依頼すると、手間や時間がかからない分、費用がかかります。部屋の大きさや荷物の量で相場は決まっていますが、汚れ具合によっては相場より高くなることも珍しくありません。1LDKでおおよそ15万円前後となり、部屋が大きければ大きいほど作業量が増えるため、料金も高くなります。安い金額ではないので、業者に依頼をする時は相見積もりを取るなどして、価格を比較することが大切です。
業者選びが難しい
特殊清掃を請け負う業者はたくさんあるので、選ぶのが難しいのもデメリットです。中には不当な高額請求をしたり、手抜き作業をしたりする悪徳業者も存在するので、しっかりと見極めなければいけません。信頼できる業者を見つけるためにも、価格やサービス内容、実績、資格の有無など様々な面を確認してトラブルを回避することが大切です。
特殊清掃は自分でできる?
特殊清掃の現場は死臭や体液が染みついており、通常の清掃とは異なる作業になるので、自分で行うことはできません。自分で清掃しても臭いを完全に取るのは難しいため、業者へ依頼しましょう。また、人が亡くなった部屋は細菌が蔓延していたり、危険な害虫が繁殖していたりするので、安全のためにも専門の業者への依頼が必要です。
特殊清掃は信頼できる業者に依頼しましょう
特殊清掃とは、孤独死や自殺があった部屋の清掃をすることです。人が亡くなった現場は死臭や腐敗臭が染みつき、床や壁に体液が付着していることもあるため、専門の業者に依頼をして清掃する必要があります。業者に依頼をすると、時間や手間をかけることなく、部屋をしっかり消臭できます。しかし、清掃には費用がかかり、中には不当な高額請求を行う悪徳業者も存在するので、信頼できる業者に依頼しましょう。