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特殊清掃のやり方!業者の作業内容や具体的な手順について解説

特殊清掃が必要な部屋

 

孤独死などで人が亡くなった部屋は、専門の業者に特殊清掃を依頼するのが一般的です。しかし、初めて依頼する時は、通常清掃と何が違うのか、どのような手順になるのかなど、わからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、特殊清掃の概要を解説し、業者が行う清掃のやり方もご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

特殊清掃とは?

特殊清掃とは、孤独死や自殺・事件があった現場の清掃を行うことです。人が亡くなっていると、死臭が部屋に染み付き、壁や床に体液が付着している場合もあるため、専門の業者に清掃依頼を行う必要があります。また、異臭により害虫が湧いている場合は駆除したり、汚れが取れずリフォームしたりなど、部屋の復元に関わる作業も特殊清掃に含まれます。

特殊清掃のやり方

特殊清掃のやり方は、以下の8つの手順です。

 

  1. 汚染物の撤去
  2. 部屋の消毒・消臭
  3. 汚染箇所の洗浄
  4. 遺品整理
  5. 害虫駆除
  6. 部屋の清掃
  7. オゾン脱臭
  8. 部屋の確認

 

それぞれについて解説します。

汚染物の撤去

特殊清掃を行う時は、まず強い臭いの発生源となっている家具などの汚染物を撤去します。撤去する際は、近隣に異臭が漏れないよう適切な処置をして運び出します。また、汚れた家具は使用できないものも多いので、依頼主と相談をして不要なものは業者が回収し、残すものは洗浄後に引き渡しをするのが一般的です。

部屋の消毒・消臭

人が亡くなった部屋は、強烈な死臭が染み付いている場合が多く、体液が付着して菌が繁殖していることもあるので、清掃前に消毒と消臭を行います。消毒や消臭は部屋の清掃後にも行うので、ここで行うのは臭いを簡単に除去する程度です。

汚染箇所の洗浄

床材や壁紙、天井などに体液が付着している場合は、専用の薬剤を使用して洗浄します。血液などは1回の洗浄では落ちないこともあるので、汚れや臭いが取れるまで繰り返し行います。また、どうしても汚れが落ちない場合は、壁紙や床材の張替リフォームなどを行い、部屋を綺麗に復元するのも特殊清掃の一環です。

害虫駆除

人が亡くなった部屋は、死臭や食べ物の腐敗により虫が繁殖していることもあるので、専用の殺虫剤を使用して害虫駆除をします。害虫は天井裏や水道管、軒下など様々な場所に生息するため、行う際は虫が好む環境そのものを破壊して根本的な駆除を行います。

遺品整理

部屋の洗浄や害虫駆除を終えたら、故人の遺品整理を行います。事前に残すものや不要なものを伝えておくと、業者がスムーズに仕分けを進められます。また、遺品は体液が付着していなくても臭いが染みついている場合があるので、残すものは死臭を取り除いてから後日引き渡されることが多いです。

部屋の清掃

部屋の洗浄や遺品整理を済ませたら、ちりやホコリなどの清掃をします。水回りや配管など隅々まで掃除するため、部屋を綺麗な状態に復元可能です。また、業者によってはオプションでエアコンや換気扇の清掃を依頼できるので、気になる場合はまとめて頼むと良いでしょう。

オゾン脱臭

部屋の清掃後に死臭が残っている場合は、オゾン脱臭を行います。オゾン脱臭機を使用すると、臭いの元となる汚れを分解・除去できるため、部屋を完全に消臭できます。また、殺菌効果もあるので、死臭や体液による菌を取り除くことが可能です。

部屋の確認

清掃と脱臭を済ませたら、依頼主に部屋を確認してもらいます。汚れが残っていないか、臭いは完全になくなっているかなど、部屋の隅々まで確認をしてもらい、問題がなければ清掃完了です。もしも汚れや臭いが気になる場合は、業者に相談すると再度清掃してくれるので、少しでも違和感を感じたら確認しましょう。

特殊清掃は適切な業者に依頼しましょう

特殊清掃とは、孤独死や自殺・事件があった現場の清掃を行うことです。人が亡くなった部屋は、体液が付着していたり、死臭が染み付いていたりするため、専門の業者に依頼をして清掃する必要があります。業者に依頼をすると、部屋や家財の洗浄と清掃を全て任せられます。

 

また、専用の機械を使用して部屋を脱臭・殺菌してくれるので、強烈な死臭を完全に無くすことが可能です。ただし、特殊清掃を請け負う業者は多く、中には不当な高額請求を行う悪徳業者も存在するので、適切な会社に依頼しましょう。

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