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特殊清掃で害虫駆除が必要な理由!作業内容や放置する危険性を解説

特殊清掃で害虫駆除が必要な家

 

特殊清掃が必要な現場では、脱臭や掃除だけでなく害虫駆除も必要です。しかし、なぜ虫が繁殖するのか、放置するとどんな危険があるのかなど、わからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、特殊清掃の現場で害虫が繁殖する理由や放置する危険性、駆除のやり方などを解説します。

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特殊清掃の現場で害虫が繁殖する理由

特殊清掃の現場で害虫が繁殖する理由は、以下の2つです。

 

  • 死臭に寄ってくるから
  • 食べ物の腐敗臭がするから

 

それぞれについて解説します。

死臭に寄ってくるから

遺体を放置すると、肉体が腐敗して死臭を発生させます。死臭は食べ物が腐った臭いに似ているため、ハエやウジムシなどの害虫が湧きやすいです。1匹でも寄ってくるとすぐに繁殖して増えるので、部屋中に害虫が生息し始めます。

食べ物の腐敗臭がするから

孤独死や自殺の現場では、人が亡くなる前に生活していたため、保存している食材があります。肉体が腐敗するのと同じく、保存している食材も日数が経過すると腐るので、生ゴミの臭いから害虫が寄ってきやすいです。特に暑い夏場は食材の腐敗するスピードも早まるので、すぐに害虫が繁殖します。

特殊清掃の現場で害虫駆除をしないとどうなる?

特殊清掃の現場で害虫駆除をしないと、以下の3つトラブルにつながる恐れがあります。

 

  • 建物が壊れやすくなる
  • 大量に繁殖する
  • 雑菌を運ぶ

建物が壊れやすくなる

繁殖する害虫の中には「キクイムシ」や「シロアリ」など、床や壁などの家材を食い荒らす虫もいます。そのまま放置すると建物の劣化が進み、家のリフォームや取り壊しが必要になる可能性があります。そのため、害虫が発生した場合は放置せず、すぐに駆除することが大切です。

大量に繁殖する

虫の繁殖能力は高く、放置するとすぐに数が増えます。増え続けると、部屋の中だけでなく近隣にまで被害が及ぶこともあり、二次災害につながる恐れがあります。

雑菌を運ぶ

遺体を放置すると、肉体が腐敗して雑菌を発生させることもあります。菌のある現場で虫が繁殖すると、あちこちに飛んで雑菌を運び、近隣住民にまで悪影響を及ぼす可能性があります。体に悪い雑菌もあるので、害虫駆除は早いうちに行わなくてはいけません。

特殊清掃での害虫駆除のやり方

特殊清掃での害虫駆除のやり方を、以下の3つより解説します。

 

  • 専用の殺虫スプレーで害虫を駆除する
  • 虫が好む環境を無くす
  • 薬品で部屋を消毒する

専用の殺虫スプレーで害虫を駆除する

特殊清掃での害虫駆除は、専用の殺虫スプレーを使用します。一般的に販売されている殺虫剤よりも効果が高いため、繁殖能力の高い害虫もしっかり駆除できるのが特徴です。簡単に手に入る薬剤ではないので、害虫駆除の効果を高めたい場合は業者に依頼する必要があります。

虫が好む環境をなくす

特殊清掃業者は害虫駆除に慣れているので、虫が好む環境を熟知しています。そのため、虫が住み着きそうな環境をしっかり破壊して、駆除だけでなく清掃後に害虫が寄りつくのを防げます。

薬品で部屋を消毒する

害虫駆除では強力な殺虫剤を使用するため、そのままでは人間の健康にも被害が及ぶ可能性があります。そのため、駆除をした後はしっかり消毒・脱臭作業をして、殺虫剤の有害な物質を取り除きます。

特殊清掃で害虫を駆除しましょう

特殊清掃の現場では、死臭や食べ物の腐敗臭により、害虫が発生しやすいです。放置すると、建物にダメージを与えたり、大量に繁殖して近隣住民に被害が与えたりする可能性もあるので、なるべく早く駆除しなくてはいけません。

 

特殊清掃で害虫駆除を行う時は、専用の殺虫剤を使用してしっかり駆除を行い、虫が好む環境も破壊してくれるので、清掃後も害虫が寄り付きにくくなります。孤独死の現場で害虫が発生した場合は、業者に依頼して適切に駆除しましょう。

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