汚泥って何?6つの処理方法とは
汚泥(おでい)とは、水処理の過程で発生する泥状の廃棄物のことで、家庭や工場、下水処理場、ビルの排水施設など、さまざまな場所で発生します。見た目は黒っぽくドロドロしており、悪臭を放つことも多く、適切に処理しなければ衛生的にも環境的にも大きな問題になります。
🧪 汚泥とは?わかりやすく解説
汚泥は、水から汚れ(有機物・微生物・化学物質など)を分離したあとに残るものです。
大きく分けると、以下の2種類に分類されます。
種類 | 説明 |
---|---|
活性汚泥(有機性) | 生活排水や工場排水を処理する過程で発生。多くの水分を含み、腐敗しやすい。 |
無機性汚泥 | 土砂や砂利、金属などが混ざったもの。建設現場や河川工事などでも発生。 |
🧼 汚泥の主な発生場所
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下水処理場
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浄化槽
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工場(食品、化学など)
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ビルやマンションの排水設備
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河川や池のしゅんせつ作業
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特殊清掃現場(風呂場、トイレ、遺体周辺)
🛠 汚泥の6つの処理方法とは?
汚泥はそのままでは廃棄できず、環境基準に合った方法で処理する必要があります。
代表的な処理方法は以下の通りです。
① 濃縮(脱水)処理
汚泥中の水分を取り除き、体積を小さくする工程。
👉 処理コストを抑え、運搬しやすくなります。
② 焼却処理
脱水した汚泥を焼却炉で燃やす方法。
👉 衛生的かつ確実に処分できるが、費用が高め。
③ 乾燥処理
熱風や加熱によって汚泥の水分を蒸発させる方法。
👉 焼却前処理やリサイクルにも使われます。
④ 埋立処理
無害化された汚泥を最終処分場に埋め立てる方法。
👉 土壌・水質汚染対策が必要。現在は減少傾向。
⑤ 土壌改良・肥料化
有機性汚泥を堆肥化し、農業用肥料に活用。
👉 条件が整えば資源として再利用可能。
⑥ セメント原料化
無機性汚泥を乾燥・焼成して、セメントの原料にする方法。
👉 建設資材として再利用でき、エコな処理方法。
🚨 汚泥を放置するとどうなる?
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悪臭や腐敗ガスによるご近所トラブル
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害虫・病原菌の発生
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法律違反による罰則の可能性(廃棄物処理法違反)
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汚泥の処理は、専門的な設備・知識・法的手続きが必要です。
特に、特殊清掃の現場では、体液や腐敗物が染み込んだ汚泥が発生するため、個人での対応は危険です。
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